介護職が仕事をしていく中で、直面する問題がいくつかあります。
その1つは、人手不足のため、1人にかかる業務の量が多く、忙しい過ぎることです。
忙しすぎて、利用者に寄り添った介護ができず、それが、ストレスになることもあります。
この場合は、業務フローを見直して、必要な業務とそうでない業務を分析して、業務の効率化を図ることができます。
それでも解決せず、状況がかなり深刻な場合は、上司に、介護職員の補充や労働環境の改善について、相談してみましょう。
介護職が、悩む別の問題は、苦手な業務があるということです。
たとえば、認知症の利用者が、毎回入浴を嫌がり、なかなか入ってくれない、浴室は、事故が起こりやすい場所でもあるので、事故に対する不安があり、毎回緊張するといったことです。
おむつ交換も、利用者が嫌がる、スキルが足りなくて時間がかかるということで、負担に感じる場合があります。
解決方法としては、入浴介助の場合は、利用者と相性の良い介護職に誘導してもらったり、「温泉に行きましょう」と少し、表現を変えるとうまくいくことがあります。
おむつ交換も含め介助のスキルは、何回もこなすことによって、徐々にうまくなるので、苦手でも積極的に介助に入ることが必要です。
認知症の方とのコミュニケーションが難しいと感じている介護職も多いです。
認知症の方と話す時には、相手のペースに合わせて話すことが必要です。
相手が混乱しないように、長い文章を使わず、簡潔に話す、スキンシップを図るなどが大切です。
人格を否定するよなことを言ったり、叱ったりしない、その人らしさを尊重することが介護士の心得です。